ジェネリック医薬品をご存じですか?

最近、テレビCMなどでも耳にする機会が多くなった「ジェネリック医薬品」。どんな薬なのかご存じですか?

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、特許期間の過ぎた新薬(先発医薬品)と同じ主成分をもった処方薬で、厚生労働省では、効き目や安全性などは新薬とほぼ同等としています。

新薬の開発には膨大な費用がかかりますが、ジェネリック医薬品は開発費用や情報提供、各種審査を簡素化することで、コストを低く抑えることができます。


ジェネリック医薬品に変更するときの注意点

注意1
自分の意思を伝える

ジェネリック医薬品への変更希望を、診察を受ける医師や調剤してもらう薬剤師に明確に告げましょう。

注意2
薬剤師の説明を聞く

1つの新薬にジェネリック医薬品が複数ある場合など、薬剤師から説明をきちんと聞いて選択しましょう。

注意3
新薬よりも負担額が高額になる場合がある

窓口で支払う際には、薬代以外に薬局によって調剤料などが異なりますので、薬代が下がっても負担額は新薬と変わらないか、上がることもあります。新薬との最終的な窓口差額を確認して選びましょう。

注意4
変更できない薬もある

特許期間がまだ切れていない場合などすべての新薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。薬剤師に確認しましょう。


かかりつけ医に相談を

薬剤の添加物は製品ごとに違いますので新薬にはない副作用が出ることもあり、必ずしもジェネリック医薬品を処方することが正しいとは限りません。

また、ジェネリック医薬品がないお薬もあります。ジェネリック医薬品に変更したい場合、まずはかかりつけ医に「ジェネリック医薬品を処方してもらいたいのですが」と相談してみましょう。


川崎市医師会 ほほえみがえし Vol16 より