糖尿病・甲状腺疾患・内科一般
土曜日・日曜日とも診療 宮前平駅前
2010年9月7日
肥満とは身体に脂肪組織が過剰に蓄積された状態のことをいいますが、それだけでは病気とはいえません。肥満によって健康障害を起こしているか、健康障害を起こしやすい肥満があり、医学的に減量を必要とする病態のとき「肥満症」といいます。
現在のところ脂肪組織を正確にかつ経済的に測定することが難しいため、BMI(ボディ・マス・インディックス=体格指数)という数値を用いて、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が、25以上の場合「肥満」と判定しています。
遺伝・運動不足・食べ過ぎ・夜食やむら食い
まず食事、食事とあわせて運動、場合によってはお薬。
さらに、日常生活のパターンや行動の問題点をみつけて、自分で少しずつ修正していくことが大切です。
摂取エネルギーの見直しをしましょう
減量の基本は、消費するエネルギーより、取り込むエネルギーを少なくすることです。まず、身長から1日の適正エネルギーを算出します(日常の活動量などによって個人差があります。また、主治医から指示されたエネルギーがあれば、それに従って下さい。)
栄養のバランスに気をつけましょう
エネルギーを気にして食べる量を減らしたり、特定の食品だけを食べたりするとからだに必要な栄養素が不足することがあります。しっかり取り組むには、管理栄養士に相談してみましょう。
食べ方のパターンに気をつけましょう
1日の摂取エネルギーを守っても、食事の回数やタイミングによっては減量効果が薄れてしまいます。
肥満の治療には、食事療法と運動療法が重要ですが、2つあわせておこなうと効果的です。運動だけで減量しようとしても、食事でオーバーしたエネルギーを消費するには、現実的に無理があります。運動療法はリバウンドによって体脂肪が増えないように筋肉量を維持したり、エネルギーが筋肉で効率的に使われるようにする、いわば食事療法のサポート的役割を担っています。
万有製薬パンフレットより